元気食欲がなく、体が冷たい…脾臓の血管肉腫!!!

- comments(0) - いたちゅー

先日元気食欲がなく、体が冷たい気がするということでトイプードルさんが来院されました。

 

見るとぐったりしており、体を触ると冷たい…

 

体温を測ると36.1℃でした(;゚Д゚)※人では平熱ですが、ワンちゃんの平熱は38度台です。

 

体温が低下する原因はいくつかありますが、一つとして血のめぐりが悪くなると、体温が下がります。

 

お腹の中を超音波検査してみると…

 

お腹の中に大量の血液が!!!

お腹の中で大出血しているので、血のめぐりが悪くなり、体温が下がっていました。

 

お腹の中には『脾臓』という血液を貯め込む臓器があり、そこにしこりが出来て、

しこりが破れることで大出血することがあります。

 

緊急手術で、脾臓と破れているしこりを切除しました。

 

無事手術を乗り越えてくれて、元通りに元気でよくご飯も食べてくれるようになりました(^^♪

 

これにて、一件落着(^_-)-☆

 

…ではありません!!!!!!!!!!

 

なぜなら、『そもそも脾臓に出来ていたしこりは何だったのか?』ということを考えなければなりません。

 

ワンちゃんの脾臓に出来るしこりのうち、約1/4で『血管肉腫』という悪性のガンがあります。

 

切除したからいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、

血管肉腫は特に転移をしやすい悪性のガンです。

今後別の臓器に転移することで新たなしこりを作り、最初と同じように破裂する可能性があるからです。

 

脾臓に出来る血管肉腫というしこりは、ワンちゃんのしこりの中でも

特に悪性度が高い、とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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