猫の耳にできた肥満細胞腫、その陰に潜む“親分”!!!

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こんにちはくま

先日、猫ちゃんの耳に昔からあったできもののことで来院されました。
それは一つではなく左右の耳に2mmくらいのものができていました。

こんな感じです。※参考図書より写真を引用


『細胞診』という、できものに針をさして細胞を顕微鏡でみる検査をした所…

細胞は目玉焼きの様にみえるのですが、「目玉焼きの白身にコショウをたくさんかけた」
様にみえるのが肥満細胞と言われるものです。

※参考図書より写真を引用


このしこりは『肥満細胞腫』と言われる腫瘍で、治療は手術で切除になります。
特に頭や首回りにできやすい傾向があります。

実は、いくつかできている場合は注意が必要です。

それは、他の臓器(主に脾臓)にしこりの原発、いわゆる“親分”が隠れていて、
皮膚のものはそこから転移した“子分”に過ぎない場合があります。


つまり目に見える皮膚にできたしこりを手術で全て切除しても、
“親分”が残っている為、また別の皮膚に
“子分”ができてしまい、何度も手術をすることになってしまいます。

今回は検査の結果、“親分”は検出されず、同時にできたものと判断し手術しました。

詳細は当院までお問い合わせお願いします。

参考図書 インターズー Veterinary Oncology Vol.2 No.4 2015

本日の格言
子分は親分に依存するのと同時に、親分が子分に依存することを常に望んでいる。


 
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